大山へ

2018.9.23(曇り) 6時半に家を出る。国道246は比較的空いており、予定通り1時間程で麓に到着。
車を停め、トレッキングシューズに履き替える。今回は標高1252m、高低差は900m程。相当な体力消耗が考えられるとのこと。バナナでエネルギーチャージし、気合いを入れた。
歩みを始めるとすぐにこま参道に入った。小さなお土産屋や食事処が並ぶ。まだ開いていなかったが、看板に豆腐、猪鍋と書いてあったりして、大山ならではの雰囲気が漂う。参道を進み、ケーブル駅に着いた。当然この時間は運行しているわけもなく、迷わずその先を歩いた。男坂と女坂に分かれ、予定通り私たちは女坂(男坂はもっときついらしい。のちに女坂を選んでよかったと思う。)を進んだ。
どこまで続くかわからない石段をひたすら進むのだが、途中現れる女坂の七不思議の看板(地蔵を道具を使わず爪で彫刻した話や普通の地蔵として祀られていたが童に見えるようになってきた話など)を見ながら、ゆっくり登ることができた。ゆっくりゆっくり進むこと40分。長い長い階段を突き進み、阿夫利神社に到着した。ここからが長い道のり。安全を祈願し、神社を後にした。奥へ進むと登山口入口という看板があった。さあ、ここからだ。気合いを入れ直し歩み始める。

     
大山登り


すぐに1丁目という標が現れる。ガイドブックには山頂が28丁目だと書いてあった。気の遠くなるような目印に唖然としながらも、ゆっくりと進んでみる。2丁目の目印までが遠い。「大丈夫だろうか」「でももうちょっと進んでみるか」また自分との格闘が始まった。2丁目、3丁目、4丁目。まだまだ。5丁目、6丁目…大きな岩も手で支えながらでないと登れない状態になっていた。最初は山頂での景色、おにぎり、カップラーメン…想像する余裕も少しはあったが、険しい道を一歩一歩踏みしめているうちに、前に前にと一心不乱になっていた。ここまで来たら行くしかない。自分を奮い立たせ、一歩ずつ前へ進んだ。
ようやく木々の間から景色も眺めることができてきた。標を見ると16丁目。まだまだだ。次第に開けてくる景色を眺めながら、また一歩一歩。20丁目が富士見台だった。あいにくのお天気で富士山は見られなかった。が、確実に頂上に近づいていることはわかった。よし!また気合いを入れ直す。もう身体中汗だく。足はガタガタだった。
1丁目から約1時間半。やっと登頂できた。私たちにとってはかなり長い道のりだった。よく頑張ったね!お互いを労り合う。曇り空により景色は残念だったが、あんなに弱気だった自分はどこへ行ったのか。疲労感は達成感と自信へと変わっていた。その後、私たちはおにぎりやカップラーメンを頬張り、二人喜びに浸ったのでした。〆のコーヒーも最高だったよ!

     
      大山頂上      
     
      大山昼      


帰りはいつも通り足取り軽やかに下ったのでした。あー今回も無事に登れてよかった!
大山は初心者の中でも中級と呼ばれる山で、登頂したことは大きな大きな自信につながりました。これから紅葉も見れられる時期なので、トレッキング楽しみたいと思います。

     
      大山帰り