金時山へ

2018.9.9 天気は曇り。7時頃家を出る。東名高速は空いており、8時半頃地蔵堂に到着。一日の安全を祈願し、さあ出発!
平坦な道を少し歩き、まずは夕日の滝に到着。金太郎の産湯に使われていたというこの滝は、高さ25m。間近で見ると結構迫力がある。金太郎の力水を飲んで、金時山山頂を目指す。
沢伝いに突き進むのだが、所々倒れ木があったり、雨水が流れていたり。大丈夫だろうか。不安が脳裏をよぎる。
さらに進むと分岐点に差し掛かった。やや深く流れの速い沢を渡って楽な道を行くか。それとも沢を渡らず険しそうな道を行くか。選択を迫られる。沢は厳しいだろう。そう判断した主人はやや険しそうな道を選んだ。あとで考えると主人の選択に従って良かったと思う。沢を渡っていたら足はきっとずぶ濡れで、替えの靴下を持っていなかった私たちにとってはしんどかったことだろう。
険しそうな道に進み、やや急な勾配を登っていく。上っても上っても先が見えない。本当にこの道で合っているのだろうか。薄暗い林の中で、不安になる。足取りも重くなる。今回は無理そうだな。そう諦めかけていたとき、先ほど追い抜いた年配の男性2人組が上ってきた。
もう少し登ると平坦な一般道に抜けるよ。そう言ってもらい、途端に元気になった。この道でいいんだ。そう思った瞬間、足取りも軽くなった。主人よ、疑ってしまってごめんよ。
険しい上り坂を進み、男性の言っていた通り、一般道に出た。
しばらく歩道を歩き、金時山が見えてきた。また、男性2人組と出合うと、「脅すようじゃないけどここからがきついよ。」そう言われ、階段を目の前に少したじろいだが、私、階段は嫌いじゃないんだ。そう主人に伝え、先を行った。
しかし、つらい。。とにかくきつい。。上っても上っても着かない。上に行けば行くほど階段は急になり、足はプルプルと震えてくる。頭もふらふら。もうだめか。。するとまたしても男性2人組。若いんだから大丈夫!力強いお言葉を頂き、そうか、ここまで来て引き下がるわけにはいかないよね。そう思い直し、ラストスパートをかけた。一歩一歩踏みしめる。
立ち込める霧で頂上の近さがうかがえた。もうすぐそこだ。

頂上には、多くの人で賑わっていた。着いた!やっと着いた!私たちは歓喜した。
時計を見ると12時頃。さあお昼ごはんだ。
場所取りをし、主人はバーナーとクッカーをザックから取り出し、お湯を沸かし始めた。
楽しみにしていたお昼ごはんはなんとカップヌードル!
主人が作ってくれたカップヌードルが美味しすぎる!山頂で温かいものが食べられるなんて!最高だよ。
主人よ、ありがとう!!


食後は、コーヒーを淹れてもらい、至福の時を過ごした。
立ち込めていた霧が時折晴れることもあり、箱根の山や町並み、芦ノ湖、富士山の頭も見ることができた。
諦めなくてよかった!本当によかった!

     
金時山_カップヌードル

帰りはすっかり晴れ、富士山も拝むことができた。

     
金時山_富士山

何度引き返そうと思ったことか…でも諦めなくて良かった。
今回もそう思えた貴重な登山旅なのでした。